「イラッとさせる人」=「シャドウ」という存在
こんばんわ。
晴陽 日香です。
今回は、心理学でいう「シャドウ」のことを書きたいと思います。
「シャドウ」とは、「自分の中にある否定したい悪」と言われるもの。
「否定したい悪」なんてちょっとピント来ない言い方なので、分かりやすく解説しますね。
「シャドウ」は同性に投影されると言われます。
ですので、「こういう人、嫌いだな」「こういう人って、イラつく」という気持ちを持つ相手のことを、ちょっと思い出してみてください。
例えば。
先日私は、「上から偉そうに発言してくる女性」に対して、イラっとしてしまいました。
一瞬、「何なの?偉そうに。何様?」と、軽く怒りが湧いたのです。
また別の日は、国道を運転中に、制限速度を下回るスピードで走って大名行列のように後続車を引っ張っていく車が前にいました。
もれなく私もその大名行列に加わることになり、かなりイライラしてしまいました。
こういう「イラッと」「ムカつく」だけでなく「ああいうのは許せないわ」とか「生理的に好きじゃない」と思うような相手…
それが「シャドウ」なのですよ。
「シャドウ」は、「自分の中にある悪」であり「否定したい悪」ですから、こういう「イラッと」「ムカつく」「許せない」「好きじゃない」という「相手」の姿こそ、「本当はそうしたい自分」です。
え?
何言ってるのか分からない。
と思われるかもしれませんが。
簡単に言うと、「そうしたいけど、できない」から、そういう自分の姿を他人に見ては、イライラしたりムカついたり、嫌ったりするのです。
先日の私のケースで言うなら、私の心の中には「上から偉そうに発言したい」「他人の迷惑なんて考えずに自分勝手に運転したい」という気持ちがあるにも関わらず、自分ではそれを「悪いことだ」と思っているため、自分がそうならないように自分を抑えつけている…
なので、必死で抑えている自分の目の前に、それを平気でやる人間が現れるものだから、怒りを覚えるわけです。
日頃から他人の言動について、イライラしたりムカついたりすることが多い人は、この「シャドウ」をたくさん抱えている人かもしれませんね。
今日は周囲を見回して、自分の「シャドウ」を探してみてはいかがでしょうか?♡